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2100年01月01日

片頭痛〜目次

このブログの目次です。

片頭痛とは
片頭痛の特徴
緊張型頭痛の特徴
片頭痛の診断
女性に多い片頭痛

片頭痛の原因
ストレス、生活習慣
女性ホルモン
帯状疱疹ウイルス(ヘルペスウイルス)

片頭痛の症状
片頭痛前の体調変化(前兆)
片頭痛、脳卒中リスクを倍増

片頭痛の対処・治療
市販薬
特効薬トリプタン
予防薬
セルフケア
薬物乱用頭痛に注意
抗ウイルス薬治療
免疫力vs.ヘルペスウイルス

※当サイトでは正確な情報等を記載するように努めていますが、当サイトに記載してある情報の正確性等について保障するものではありません。また当サイトではみなさまの健康に少しでも寄与できるよう努めてまいりますが、結果等については一切責任を負いかねますので予めご了承ください。
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2011年07月14日

免疫力vs.ヘルペスウイルス


※1個の好中球(黄色)が炭疽菌(オレンジ)を呑み込んでいる走査電子顕微鏡写真
(引用:「免疫 - Wikipedia」、2011年7月14日、写真は免疫のイメージです。本文とは直接関係ありません。)



今回は「帯状疱疹ウイルス(ヘルペスウイルス)が片頭痛を起こす」という仮説を前提に記事を書きたいと思います。

「帯状疱疹ウイルスはある意味、人間にとって必要なウイルスともいえる」と前述しました。(片頭痛の抗ウイルス薬治療

これは非常に大事なことだと思います。コペルニクス的な発想の転換です。すなわち帯状疱疹ウイルス(ヘルペスウイルス)が片頭痛を起こし、その片頭痛はカラダの疲労過剰への警告だということです。片頭痛がきたら、カラダがかなり疲れている警告です。大事にしたいものです。

         ※         ※         ※

IT化が進展した昨今、昔とは違った形でカラダとココロに多大なるストレスを、我々は受けています。携帯電話、スマートフォン、各種PC、インターネット、クラウドコンピューティング、ソーシャルネットワークサービス・・・。今や「非常に便利な」サイバー社会・経済が、昔ながらの社会・経済を駆逐しつつあります。

社会・経済における情報量の年々膨大に増加し、かつあまねく市民一人一人に安価に(あるいは無料で)拡散しています。確かに大変便利な世の中になりました。しかし国家もかつての権力を失い、巨大な民間資金がクリック一つで一瞬にして地球規模で移動する。良くも悪くも、権力はインターネットとそれを使う市民に移ったのです。

逆説的ですが、これは私的には想像を絶することでもあります。例えば(大変失礼な表現で恐縮ですが)いまやアフリカや南米の新興国でも(いや最貧国でさえも)多くの市民が携帯電話・インターネットを駆使しつつあります。情報で世界は動き、その情報は安価に(あるいは無料で)限りなく多くの人々に爆発的に拡散しているのです。

そんな「非常に便利な」経済・社会状況ですから、逆説的ですが、人々の脳にかつてないストレス(新種のストレス?)がかかっています。昨今の情報化社会は、人類の脳みそに、逃げ場の無いストレスをかけ、過大な疲労をもたらす。私はそう思う。

ヒトは疲労に対し、免疫細胞などによる免疫力(免疫系)を駆使して、カラダを守ります。しかし疲労が過剰に大きくなると、免疫力だけで対処しきれなくなります。自律神経などの不具合から、免疫力が下がるケースもあるでしょう。また過剰なストレスや疲れなどから、健康な免疫力でも対応しきれないケースもあるでしょう。免疫力・免疫システムも万能ではないのです。

そこで帯状疱疹ウイルス仮説です。免疫力が相対的に低下すると、(免疫力で抑制されていた)休眠中の帯状疱疹ウイルス(ヘルペスウイルス)が目を覚まし、血管まわりで活動を開始します。すると脳の血管が刺激され、片頭痛を起こします。

この片頭痛の対処として、最適なのは「安静」です。安静にして休む、できれば就寝することです。安静状態により、免疫システムが体勢を立て直す余力が生まれ、免疫力が回復します。免疫力が相対的に増強されるとも言えます。そうなれば、免疫細胞等がヘルペスウイルスを駆逐し、押さえ込みます。ヘルペスウイルスはまた休眠状態に戻るのです。

         ※         ※         ※

このような状況(仮説)から、片頭痛への治療方法の一つとして、ヘルペスウイルスをたたく(抑える・殺す)という発想も出てくるでしょう。おそらく間違ってはいません。

しかしもしその方向性も行き過ぎれば、良くないと思う。確かにウイルスを排除すれば、片頭痛(痛み)という警告ランプも光らなくなります。しかし免疫力の低下が起きても、見過ごされます。頭の痛み(片頭痛)という「警告」が発令されず、免疫系の極度の低下が起きても気付かず、結果として、免疫系の崩壊が起きるかもしれません。

つまり例えば、疲れがたまって免疫力が落ちても、片頭痛が無いので、それに気付かない。安静にするなどカラダを休ませないので、どんどん免疫系へのダメージは進む。仮に免疫力が無くなれば、人間は生きていけません。免疫不全で死亡するでしょう。後天性免疫不全症候群(AIDS、エイズ)で多くの方々命を落としています。それと同じような状況になるのです。いわゆる「過労死」も増えるでしょう。

ですからヘルペスウイルスによる片頭痛は、我々のカラダを守る「守り神」だと思うのです。大切にしたいものです。

         ※         ※         ※

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※写真はイメージです。

筆者の体験から、片頭痛になったら、頭痛薬(鎮痛剤)を飲んで、休む。できれば眠る。これがベターな対処方法です。本来は薬は飲まずに、休息や睡眠だけでカラダを癒す(治す)のがベストですが、片頭痛がガンガン痛くては眠れませんから、薬を服用します。

おそらくヘルペスウイルスによる片頭痛には、下記対処方法が良いでしょう。

1. 頭部を冷す。片頭痛の患部を冷す。これでヘルペスウイルスの活動で起きている血管への刺激(攻撃・炎症)をクールダウンさせます。【患部の血管への癒し】

2. 糖分を適切にとる。低血糖状態だと、免疫細胞にエネルギーがわたりにくい。適度な糖分補給で、エネルギーを適切に免疫細胞に行き渡らせ、免疫力の増強を図ります。【免疫細胞へのサポート@】

3. 薬を飲んで寝る。頭痛薬・鎮痛剤(痛み止め)で、片頭痛の痛みをブロックし、痛みを和らげます。そして安静に過ごすのです。できれば就寝・睡眠で、カラダを十分に休ませ、体内の免疫力を回復させます。【免疫細胞へのサポートA】

結局、免疫力回復がキーです。免疫系がヘルペスウイルスを抑え、片頭痛(痛み)を取り除く。これが治療の王道だと思います。

また逆説的ですが、ヘルペスウイルスの活動で片頭痛(痛み)が起きてくれるおかげで、我々は自分自身の免疫システムがピンチであることを知るのです。パラドックスですが、片頭痛はカラダを守る守護神だと思います。

※参考資料:「免疫 - Wikipedia」、2011年7月14日
※写真は「写真素材 足成」の素材を利用しています。http://www.ashinari.com/
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2010年02月19日

「前兆」伴う片頭痛、脳卒中リスクを倍増


【「前兆」伴う片頭痛、脳卒中リスクを倍増 米研究】
2009年10月28日、AFPBB News、引用

視界がぼやけるなどの「前兆」を伴う片頭痛は、脳卒中リスクを倍増させるという研究結果が、28日の英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical Journal、BMJ)」に発表された。

成人の最大20%(うち75%が女性)が片頭痛に悩まされていると言われている。片頭痛はしばしば吐き気を伴い、光や音に対して過敏になるという特徴を持つ。そして、片頭痛患者の約3人に1人が、頭痛の直前に、「奇妙な光が見える」「嫌なにおいがする」「頭の中が混乱する」といった「前兆」と呼ばれるものを経験する。

これまで、片頭痛と脳卒中の関連性を明らかにした研究はあったが、片頭痛のタイプ別の差異やほかの心疾患との関連性については考慮されていなかった。

米ボストン(Boston)のブリガム婦人科病院(Brigham and Women's Hospital)の研究チームは、こうした空白部分を埋めるため、これまでに発表されている9つの研究結果を精査した。

その結果、前兆を伴う片頭痛は、血流の減少による脳卒中のリスクを倍増させることがわかった。このリスクは、女性、45歳以下、そして喫煙者で高くなり、エストロゲンを含んだ避妊薬を使用する女性ではリスクをさらに押し上げることも明らかになった。

ある研究者は、片頭痛患者の大半にとって、脳卒中の絶対リスクは依然として低いままなので、「リスクが倍増するからといってパニックになる必要はない」と話している。なお、さまざまなタイプの片頭痛と、心臓発作または心疾患による死亡との相関性は認められなかったとしている。
(引用)
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2657311/4820822#blogbtn

         ※         ※         ※

片頭痛も脳卒中も脳の血管の不具合といえます。だから当然関連はあるでしょう。脳の血管がつまったり、破れたりして、その先の細胞がやられたら、脳卒中(脳梗塞、脳出血など)です。

片頭痛はそうなる前の前兆の一つかもしれません。片頭痛は「脳の血管が調子悪い」というサイン(警告)なのかもしれません。すみやかに休養をとり、必要な対応をして、脳血管を本来の正常な状態に戻すべきなのでしょう。

※参考資料:
「脳卒中ってどんな病気?」、厚生労働省健康局総務課・生活習慣病対策室、http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/nousottyu/about.html
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2009年07月10日

片頭痛の抗ウイルス薬治療

近年、片頭痛と帯状疱疹ウイルス(ヘルペスウイルス)の関係が一部で注目されています。すなわち片頭痛(の一部)は帯状疱疹ウイルスによって引き起こされているという説です。東京女子医科大学の清水俊彦医師らのグループにより研究されています。「片頭痛と帯状疱疹ウイルス」参照。


【抗ウイルス薬=塩酸バラシクロビル】

片頭痛と帯状疱疹ウイルスに詳しい清水俊彦氏によれば、抗ウイルス薬の「塩酸バラシクロビル」の服用が、一部の片頭痛の改善に寄与するそうです。

塩酸バラシクロビル(商品名:バルトレックス)は通常、帯状疱疹ウイルスが引き起こす帯状疱疹の治療に使われます。帯状疱疹ウイルスの増殖を抑え、病気の進行を止め、回復を早める働きを持っています。

ですから片頭痛でかつ帯状疱疹ウイルスの抗体価が高い場合、塩酸バラシクロビルを使用することで、片頭痛の症状の軽減をはかることが期待できます。


【パルス療法】

片頭痛治療の基本はやはり従来の薬物療法です。片頭痛発作時に行う「頓挫的治療」と継続して3か月以上行う「予防的治療」です。

1. 頓挫的治療としては、なんといってもトリプタン製剤が主流です。「片頭痛の特効薬トリプタン」参照。

2. 予防的治療としては、カルシウム拮抗薬、抗うつ剤、抗てんかん薬などがあります。「片頭痛の予防薬」参照。

3. これらの従来の薬物療法に加え、抗ウイルス薬治療として「塩酸バラシクロビル」によるパルス療法があります。

※パルス療法 ・・・ 一定期間、薬を服用したら、いったん薬の服用を中断します。しばらく薬を飲まない期間を設けます。その後、また服用を再開し、一定期間飲み続けます。そしてまた服用を中断します。このように服用と中断を一定期間繰り返すのが、パルス療法です。ウイルスの状態や肝臓等の負担などを考慮すると、長期間続けて毎日、薬剤を服用するより、治療効果があがるケースがあります。


【適切な除外診断】

注意する点として、清水俊彦医師によれば、すべての片頭痛が帯状疱疹ウイルスによって起こるわけではありません。

「日々、診断をしているなかで、私自身の経験上、片頭痛と群発頭痛の場合、帯状疱疹ウイルスが発生回数や症状を悪化させる因子として働いている患者さんの割合は、全体の5割程度だと予想しています。」(『頭痛、めまい、耳鳴り、難聴は治せる』、清水俊彦著、32ページ)

清水医師はCTやMRIなど必要な検査を行い、適切な除外診断をしたうえで、明らかに帯状疱疹ウイルスが原因だろうと診断した患者さんに限り、抗ウイルス薬を処方するそうです。


【薬物乱用頭痛の防止】

抗ウイルス薬治療のメリットは、もちろん片頭痛の症状の改善です。しかしそれに付随して注目すべきは、「薬物乱用頭痛」の防止にもつながることが上げられます。

すなわち片頭痛でかつ帯状疱疹ウイルスの抗体価が高い場合、アロディニアを伴うなど片頭痛の症状が重いケースが多く、鎮痛薬などの薬剤に頼りがちになります。そのため、薬物乱用頭痛に陥る危険性が高い。

しかしながら、片頭痛の頻度や症状の軽減に期待が持てる抗ウイルス薬「塩酸バラシクロビル」の服用は、鎮痛薬などの乱用を未然に防ぐ可能性があります。すなわち塩酸バラシクロビルの服用は薬物乱用頭痛の予防につながると言えます。


【帯状疱疹ウイルスと人間とは共存共栄】

また抗ウイルス薬で帯状疱疹ウイルスを完全に駆逐するわけではありません。ウイルスの増殖を抑え、休眠状態にするだけです。なぜなら帯状疱疹ウイルスはある意味、人間にとって必要なウイルスともいえるからです。

帯状疱疹ウイルスは、ストレスや疲労により免疫力が下がっている状態で暴れまわる(活性化する)ことが多い。逆に言うと、帯状疱疹ウイルスの活性化は、免疫力が低下しているサイン・警告とも考えられます。事実、たとえば肋間神経に沿う皮膚症状の帯状疱疹が出たら、ガンを疑え、と言われています。

すなわち、隠れている重い病気が、免疫力の低下をもたらし、帯状疱疹ウイルスの活性化につながる。裏を返せば、帯状疱疹ウイルスの活性化は、深刻な病気の警告・サインの可能性が大きい。

このように実は、帯状疱疹ウイルスと人間とは共存共栄の間柄とも言えましょう。


※参考資料:
・『頭痛、めまい、耳鳴り、難聴は治せる』、清水俊彦著、マキノ出版、2008年
・「頭痛大学」、学長・間中信也氏、1996創立(2009年更新中)、http://homepage2.nifty.com/uoh/
・「TOP/NET東海四県薬剤師会」、東海四県医薬品情報システム委員会、since 2001、http://topnet.gr.jp/Hsiori/SIORI/NAIYOU/457.HTM
・「Wikipedia:帯状疱疹」、2009年4月2日更新、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%AF%E7%8A%B6%E7%96%B1%E7%96%B9
ラベル:片頭痛
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2009年07月09日

薬物乱用頭痛に注意

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(※写真はイメージです。具体的な薬剤等ではありません。)

片頭痛持ちの方にとっては切っても切り離せない頭痛薬ですが、使いすぎたり、使い方を間違えると、かえって片頭痛がこじれることがあります。これが薬剤によって引き起こされる「薬物乱用頭痛」です。

一旦、薬物乱用頭痛になると非常にやっかいです。

その人の持つ片頭痛の体質は強化され、ちょっとした小さなきっかけで片頭痛発作を引き起こします。薬もなかなか効きません。さらに、薬を飲めば飲むほど片頭痛の体質は悪化する方向に進みます。しかもだからといって、薬を飲まないと、それはそれでかなり辛い片頭痛発作に見舞われます。まさに八方塞の状況です。

残念ながら、個人の力ではいかんとも状況は好転しないケースが多いと思われます。薬物乱用頭痛に心当たりのある方は、頭痛に詳しい医師のもとで、きちんと診察を受けることを強く推奨します。


【薬物乱用頭痛とは】

片頭痛に対し、毎日のように頻繁に消炎鎮痛薬を飲むと、脳が痛みを感じやすくなります。また片頭痛の治療薬のエルゴタミン製剤を頻繁に飲み続けると、その血管収縮作用が慢性的に効きすぎ、逆に反動的に血管が拡張されやすくなります。

トリプタン系製剤は薬物乱用頭痛の副作用が比較的少ないとされます。しかしトリプタン製剤にも薬物乱用頭痛のリスクは若干あります。3か月以上で月10日以上続けて服用すると危険です(国際頭痛分類第2版)。

薬物乱用頭痛の症状の例はこうです。

朝起きたときから、頭が重くてズキンズキンする片頭痛が絶え間なく続き、ときどき吐き気もする。日常生活や仕事に差し支える場合が多く、それが紛らわせるために鎮痛薬を連日飲み、ますます片頭痛がこじれる。

まさに悪循環です。


【薬物乱用頭痛の治療】

まず自分が薬物乱用頭痛であるかどうかの認識が必要です。

・毎日のようにズキンズキン片頭痛がする。
・鎮痛薬がほとんど効かない。
・薬を飲んでも飲んでも、片頭痛が以前より(数か月前より)ひどくなっている。

このようなときには薬物乱用頭痛の可能性が高い。

そして治療の基本は、原因となっている鎮痛薬などの薬剤を思い切って断薬(服用の中止)をすることです。自分の努力で断薬に成功するケースもあります。しかしこれはなかなか難しい。もともと頭痛持ちだったから薬物乱用頭痛になったわけで、信頼できる医師のもと薬物乱用頭痛の治療を受けることを強くお勧めします。

このように薬物乱用頭痛の治療は一般的に、@原因薬物の断薬、A断薬後の対処、B予防薬の投与、になります。もちろん@が重要です。

@の原因薬物の断薬ですが、徐々に減らす方法と、すぐに中止する方法があります。やはり一般的に、「すぐに中止する方法」のほうが良いようです。断薬すると一時的に頭痛がひどくなります。約1〜2週間は必要です。しかし「思ったほどつらくなかった」というケースも少なくありません。過剰な心配は不要です。

Aの断薬後の対処ですが通常、トリプタン系薬剤などで対処します。
Bの予防薬投与ですが、カルシウム拮抗薬、抗てんかん薬、抗うつ剤など、さまざまな薬物療法を試みます。


【薬物乱用頭痛の予防法】

「月10回」がポイント・目安です。月10回までの鎮痛薬等の服用頻度にとどめたいものです。

たしかに鎮痛薬投与は早め早めに服用がコツです。しかしながら、片頭痛が悪化し服用量が増えた場合、注意が必要です。すなわち「月10回」の範囲に収まらない場合、医師の診察のもと、片頭痛の「予防薬」服用に切り替えたいものです。

さまざまな予防薬や薬物以外のケアも含め多面的に考慮し、あくまで目的は片頭痛発作の頻度を減らすという方向性で考えましょう。そのスタンスで、医師に相談することを推奨いたします。


※参考資料:
・「SheSmile.net」、間中信也・間中病院院長、©2001-2007、http://www.shesmile.net/q_a/yuhatsusei.html
・『頭痛治癒マニュアル』、山王直子著、ルネッサンス・アイ発行、2008年
・「頭痛大学」、間中信也学長、2009年、http://homepage2.nifty.com/uoh/index.html

※写真は「写真素材 足成」の素材を利用しています。
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ラベル:片頭痛
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2009年07月06日

片頭痛のセルフケア

片頭痛の治療において、薬剤処方が一般的であるのが現状です。しかし薬に頼るばかりでなく、日常生活のおけるセルフケアで片頭痛を避ける事もたいへん重要です。

片頭痛には様々な誘発因子が考えれます。日常のちょっとした注意で、これらの片頭痛の誘引因子を避けることができます。


1. ストレス(特に精神的ストレス)

片頭痛の誘因で最も大きなものが、精神的ストレスです。がんばりにがんばりすぎた仕事が一段落したときに、緊張・ストレスから開放され、その結果、片頭痛におそわれます。いわゆる「週末頭痛」の状況がその典型です。

現代社会において、ストレス(特に精神的ストレス)を無くすことは不可能だと思います。しかし何らかの気分転換をするなどして、日ごろから上手くストレスをためないことを心がけましょう。


2. 過度の飲酒

片頭痛は脳の血管の拡張と深い関係があります。アルコールは血管を拡張させ、片頭痛を誘発させます。

またとくに赤ワインに含まれるチラミンは、片頭痛の誘因因子といわれています。チラミンは神経刺激作用を持ち、片頭痛を引き起こしやすくします。

ストレスとの兼ね合いもあるかと思いますが、やはりお酒はホドホドに・・・。お酒は飲んでも飲まれるな、ということでしょうか。
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※写真はイメージです。


3. チョコレートなど特定の食べ物

チョコレート、ワイン、チーズ、柑橘類、ナッツ、ハム・ソーセージ類などが関係するといわれています。このような特定の食べ物が誘因といわれていますので、避けたほうが賢明でしょう。


4. 睡眠不足と睡眠過多

一般的に睡眠不足が頭痛を引き起こしますが、片頭痛は睡眠不足だけでなく、睡眠過多でも起こりえます。例えば昼寝で頭が痛くなる人は、寝過ぎないことにも注意しましょう。

また片頭痛発作が起きたら、横になって静かに休む。これが基本です。片頭痛が起きたら薬を飲んで、静かな薄暗い部屋で横になって安静にする。できれば寝てします。これが片頭痛治療の基本的な(伝統的な)スタイルです。

睡眠は片頭痛に大変効果があると言われています。質の良い睡眠は、拡張した頭の血管を元に戻すからだと考えられています。


5. 不規則な生活習慣が週末頭痛をもたらす

週末になると決まって片頭痛になる方もいます。「週末頭痛」と呼ばれているもので、平日の緊張・ストレスから開放され、ホッとした時に起こります。

会社員の金曜日などは休みの前の日なので、@お酒を飲みすぎたり、カラオケで羽目をはずし、A夜ふかししがちです。さらに土曜日(日曜日・祝日)の朝は、Bお昼近くまで寝ているケースも多いと思います。そしてC翌日(休日)の朝食は省略されます。

上記のような@過度の飲酒、AおよびB睡眠過多、C食事なし、等は片頭痛の誘因因子です。休みの日でも平日より1時間くらいの寝坊にとどめ、規則正しい生活習慣を心がけたいものですね。


6. まぶしいものや騒音

急に明るい日差しに当たったり、まぶしいところにいたりすると頭痛になる人はサングラス、日傘、帽子などを利用して、強い光の刺激を避けましょう。

また雑踏や工事中の騒音で頭痛になる場合もあります。できるだけ騒音を避ける工夫をしたいものです。

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※写真はイメージです。


※参考資料:
・「ドクター吉本のホームページ」、2005年更新、http://www5a.biglobe.ne.jp/~yuyo/zutu/zutu1.html
・『頭痛治癒マニュアル』、山王直子著、ルネッサンス・アイ発行、2008年

※写真は「写真素材 足成」の素材を利用しています。
http://www.ashinari.com/
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2009年07月04日

片頭痛の予防薬

片頭痛を火事にたとえますと、火事がとても起きやすい状態の場合、難燃処置(燃えにくい処置)をします。片頭痛の場合、予防的な投薬になります。これにより片頭痛の頻度、程度、随伴症状(吐き気)などが減ります。それでも火事(片頭痛)が起きたら、消火器(消炎鎮痛薬などの頓挫薬)で消します。

火事と同じで、予防薬も早めに服薬したほうが、片頭痛を軽くします。片頭痛の治療には予防薬と頓挫薬によるバランスを考えた治療が大切です。

片頭痛の頻度が高い場合、医師と相談の上、片頭痛の予防薬の使用も検討しましょう。


【塩酸ロメリジン/カルシウム拮抗剤】
片頭痛の予防薬で、現在保険適用が認められているのは、塩酸ロメリジンだけです。カルシウム拮抗剤のひとつです。市販名をミグシス、テラナスとしてファイザー、オルガノンからそれぞれ発売されています。

脳血管に選択的に作用し、脳血管の収縮を抑制するといわれています。
その結果、片頭痛発作の頻度や程度が改善させます。基本的には3ヵ月をめどに服用し、発作が治まれば、投薬中止に向かいます。


【抗セロトニン薬】
片頭痛と密接な関係をもつセロトニンの働きを抑え、脳血管の収縮を抑制します。抗セロトニン薬の塩酸シプロヘプタジンは、特に子供の片頭痛に高い有効性を示しているといわれます。


【抗うつ薬】
神経伝達物質のセロトニンは、減りすぎても頭痛の原因になります。抗うつ薬はセロトニンを増やす作用を持ちます。よって片頭痛発作の頻度を減らす可能性があります。一般に片頭痛の場合、うつ病の場合に比べ、1/3〜1/2の量で効果が見られます。


【抗てんかん薬】
てんかん発作は、脳の神経細胞の異常興奮によって起きます。抗てんかん薬は、セロトニンの働きを調整して、てんかん発作を防ぎます。セロトニンの調整作用があるので、片頭痛にも予防効果があるとされています。


上記を含め、片頭痛の主な予防薬は下記になります。
・カルシウム拮抗剤(塩酸ロメリジンなど)
・べータアドレナリン遮断薬/ベータブロッカー(塩酸プロプラノロール)
・抗うつ薬(アミトリプチリンなど)
・抗てんかん薬(バルプロ酸ナトリウムなど)
・抗セロトニン薬(メシル酸ジメトチアジンなど)
・降圧薬(カンデサルタン、商品名ブロプレス、など)
・漢方薬では、釣藤散(ちょうとうさん)、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)など
・ビタミンB2療法やマグネシウム、ナツシロギクなど

         ※         ※         ※

片頭痛の予防薬投薬は、消炎鎮痛薬やトリプタン、エルゴタミン製剤を使いすぎないというメリットもあります。片頭痛に対して鎮痛薬などを毎日のように長期間服用すると、かえって頭痛が悪化し、いわゆる薬物乱用頭痛になります。気をつけたいものです。

また片頭痛の予防薬は片頭痛発作を100%抑えるものではありません。予防薬が効かず片頭痛が起る場合、頓挫薬(鎮痛薬やトリプタン等)との併用が必要です。しかし頭痛の強さや頻度を半分くらい軽減でき、前兆も起こりにくく、吐き気や嘔吐なども改善されます。

また予防薬は速効性を持たず、1か月以上の服用は必要であると言われています。その点の理解も必要かと思います。


※参考資料:
・「頭痛大学」、間中信也学長、2009年、http://homepage2.nifty.com/uoh/index.html
・『頭痛治癒マニュアル』、山王直子著、ルネッサンス・アイ発行、2008年
・『頭痛外来へようこそ』、清水俊彦著、保健同人社、2005年
ラベル:片頭痛
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